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2010年3月27日 (土)

DNA鑑定の精度。

TVのニュースを見ていると、足利事件・菅家さんの無罪判決に関して、多くのメディアが取り上げています。
そのことについて、TVに出演している方や新聞各社が色々な事を述べています(捜査能力が劣っているだとか、DNA鑑定の精度だとか)が、そうした中で私たちがいかに無知であるか?を含め、TVではあまり語られることの無い「DNA鑑定の精度」について、今回は珍しく趣向を変えて述べてみたいと思います♪

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いま現在のDNA鑑定の精度が、どれほどであるか皆さんはご存知でしょうか?
以下の内容は、私自身も とある著書の中で初めて知った事実です。

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DNAの証拠がはじめて導入されたとき、多くの専門家が、偽陽性は起こり得ないと証言しています。
今日の専門家は、DNA判定の精度について述べる時、「ランダムな個人のDNAが犯罪試科のそれと一致する確率は100万分の1か10億分の1である」と証言しているからです。
つまり、「少なくとも“約100万分の99万9999”もの確率でDNA鑑定は立証される。」というわけです。だから、裁判所にて提出されるDNA鑑定”はほぼ間違いない。と、思い込んでしまう。

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一方で、裁判時にしばしば提示されることのない別の統計データがあるようです。
何だと思いますか?

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それは、研究所がDNAの試料を採取したり操作したりする際に、偶然混ざり合ったり取り違えたりして、間違いを犯すことが有り得るという事実です。更に、その間違いが、解釈の誤りや不正確な報告書作成による場合もあるというのです。

もちろん、こうした間違いは非常に稀なケースではあります。しかしながら、事実そうした間違いが過去にアメリカのオクラホマで発生し、裁判所はティモシー・ダーハムという男性に禁固3100年以上を言い渡してしまったケースが発生しているのです。

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その著書の中では「人間的要因による間違いの推定値は色々だが、多くの専門家はそれを約1パーセントとしている。」とあります。要するに100分の1の確率で、(研究所内などで)人間的要因による間違いが発生する可能性があるのです。この確率がいかに恐ろしいものか、ご理解頂けるかと思います。

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つまりは結果、DNAの偶然の一致と研究所などでの間違いを 確率の計算により算出すると、
「偶然の一致(10億分の1)+人間的要因による間違う確率(100分の1)」
二つの確率の和は「(研究所など)人間的要因による間違う確率」にかなりよい近似で一致し、その確率は100分の1になるのです。
つまり、極論にはなりますが裁判所に提出されるDNA鑑定の精度は100分の1にまで下がる可能性を含めている」という事です。

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これはもちろん確率論の一つです。
我々は、一方から提出される「DNA鑑定の精度」だけに目を向けがちではありますが、こうした別視点から見えてくる他の事実を知っていないと、完全に間違った知識だけで物事を考え、思い込んでしまう可能性があるわけです。
いずれにせよ、無知ほど怖いものはありません。

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皆さんはこの事実を知っていましたか?そして、このことをどう思いますか?

お読みいただきまして、ありがとうございます。
皆さんにとって、素晴らしい一日になりますように♪

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