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2010年4月15日 (木)

腎臓の自由市場。

皆さんは腎臓の自由市場について、どのように思われますか?

今朝は札幌市内で朝を迎えます。
今回の出張は、3泊4日で10件も満たない商談数と2冊の本を準備していましたが、昨日の予想外の吹雪により仕事の案件数に変更はなかったものの、バス内での思わぬ延滞時間により時間の余裕が出来たため、持参してきた本は2冊とも読み終えてしまいました。急遽 本日新たに本を購入しましたが、この本が帰りの荷物になるのは予想外でした(笑)。

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本日、読み終えた『ランズバーグ先生の型破りな知恵[常識を転倒させる実証経済](スティーヴン・ランズバーグ著)』は世界の仕組みに対する、新しい見方を読者にもたらすことを意図している経済学の著書であります。
著者本人が曰く「ときに貴方を怒らせるかも知れないが、同時に笑ってもらえる事を願っている。」の言葉通り、非常に奇抜な方向から“皮肉”とも思える論点で物事を展開しながら、現実的な経済学からの視点を読者に提供してくれる著書でした。

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この著書、おそらく読みながら気分を害する方も多くおられると思います(笑)。
そのような中でも、特に真面目に(著者本人は全てのことに至って真面目に述べているつもりだと思いますが)考えさせられた内容を紹介したいと思います。

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皆さんは、もし腎臓の自由市場が誕生したら・・・と考えられた事があるでしょうか?
「世界は余分な腎臓であふれている。」という斬新な発言から著者はこの問題に関して述べています。
「私自身も一つ余分に持っているし、おそらく貴方もそうだ。スペアがあるというのは悪くないが、その思いは、延命の機会を待ちわびる多くの腎臓病患者の思いに到底及ばない。これがまともな世界なら、腎臓は豚のバラ肉と同じように売買されているだろう。」

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そうした自由市場が誕生した際に、世界における腎臓の市場価格は約1万から1万5000ドルと推定されており、著者本人であれば、その価格では自分のスペアを売ることはないが、それでもやはり推定によると需要を満たすだけの人が腎臓を売ると考えられるというのです。

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しかしながら、とある別の経済学の著書内では そのことに関して、同時に別角度からの問題も指摘しています。
「このような市場は効率的な資源配分に繋がるが、公平性を懸念する声もある。すなわち、臓器市場が自由化されると、臓器を最も欲し、かつ支払い能力のある人から順に臓器が配分されるので、貧しい人の犠牲の上に裕福な人が恩恵を受けるという主張である。」

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しかし、だからといって現在のシステムもまた公平といえるのでしょうか?

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本著書内では更に、公平性に関して次のように述べています。
「何よりも、全体像を見失ってはいけない。アメリカだけでも、毎年4000人が腎臓移植を待ちながら死んでいく一方で、3億個もの健康な腎臓がほとんど役に立っていないのだ。そんな馬鹿げたことがあるだろうか。」

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機能する腎臓を一つも手に入れることが出来ずに死んでいく人々がいる一方で、ほとんどの人は別に必要もない余分な臓器を持って生活している・・・これもまた公平とはいえないような気が致します。

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もし、売ったことを後悔してしまう人も出てこないだろうか?売ってしまった後で、腎臓が必要となる人もいるのではなかろうか?
そのことに関して著者は「売ってから後悔する人は全ての市場に存在する。車や家を売ったことを後悔する人もいる。だからと言って、売ることを禁止するべきだろうか?」とも述べています。

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この問題は宗教的、道徳的などの観点からも様々な意見があるかと思われますので、このブログ内では問題提起のみさせて頂き、その後は皆さんがそれぞれ考えて頂ければと思います。

皆さんは腎臓の自由市場について、どのように思われるのでしょうか?

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このブログが、少しでも皆さんのお役に立てれば 幸いです♪
お読み頂きまして、まことに ありがとうございます。
本日が皆さんにとって、素晴らしい一日となりますように♪

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